現在残高８万円 前回から残高はもちろん変わっていない。
生活費とは全く別財布にしており、博打を打つ以外に使う事が無いからだ。
前回はボーナス分の浮きだけで利益は無かったのだから、今はあまり調子が良くないと言う事だろう。常連の店には今回は行かず、その２件隣の店に入店する。
この店は２階に店舗が有り、エレベーターで上がると人が２人やっと立てるスペースしか無い空間に出る。インターホンを鳴らすと店員が応答、登録名を述べ入店許可を待つ。許可が下りると初めて扉が開放され、店内に入店できるのだ。
この店のサービスは、入店５日目で２０ドル、更に５日で５０ドルのサービスを受けられる。食事のサービスは豊富でカップヌードルから始まり、アルコールも焼酎缶しかないが、２本までサービスしてくれる。そして極めつけは、出前サービスだ。各種飲食店の出前を一日一度と制限が有るが取らせてくれるのだ。もちろん店の負担でのサービスだ。他店とその他サービスは殆ど同じで、お菓子とフリードリンク、喫煙する客には一日１箱好きな銘柄のタバコを提供してくれる。
出前、タバコ、ボーナスの各種サービスは最低入金額が設定されている。１００００円の入金からのサービスだから、最低限の１００００円を入金した。
ゲームはプレイテック系のクルーズと言う名前のカジノで行われている。（アングラのオンラインカジノではこのカジノが何処でも使われています。一般には出回っていません）
さて何をやろうか。バカラ？ いや、今日は、なんとなくＢＪがしたい気分だ。
此処のＢＪは、最低の賭け金が５ドルからとジャンボリーやジパングカジノと比べ半分の賭け金で遊べてしまうのだ。しかし逆に、バカラに関しては、４ドルが最低の賭け金と成っている。
カレーを食べながら普段通りラストボックスに・・・あれ先客が居るのね！
空いていたのは、３番ボックスだけだった。満卓状態である。仕方無い３番で頑張ろう。お気に入りのラストボックスで無いので、ベット金額は最低の５ドルで勝負。
最初のカードは、Ａ こりゃもしかして、期待したいところだが平静を装いカレーを食べる。待つこと１分、ＢＪは満卓だとゲーム進行に時間がかかる事が、偶に気になる所だ。絵札が来たのでＢＪ成立！ 此処でもっと賭け金を上げていればなんて言う人も居るが、ガッカリしてはいけない。勝てたのだから素直に喜んで良いだろう。
次の勝負に移ろう。前回の勝負は偶々、最高役が成立しただけの事だから、これに甘んじてベット金額を上げるなんて事はしない。最低金額の５ドルをリベットする。ノーモアベット「賭けは確認されました。」と表示が出る。
いつも不思議なのだが、確定ボタンを押した時点で「賭金が置かれました」と表示されるならわかるが、ノーモアベットの後に表示されるのは如何なものだろう？ 体制に影響は全く無いので、深くは追求しないがね。
札が配られて、来た数字は８、もう一枚が８で、合計数字１６と成った。微妙な数字だ。読者の皆さんは、ご存知でしょうか？バカラでも、ＢＪでもペアーと言うサイドベットがある事を。ＢＪのペアーは色違いの同数字で６倍 色が同じでマーク違いが１２倍 マークも同じで数字も同じパーフェクトペアの場合は２５倍の倍率で払い戻しが貰える。仮に３ドルをペアーに賭けていて、パーフェクトペアーに成ったら７５ドルも配当がある訳だ。
俺は過去に、１０ドルをバカラのパーフェクトペアーに賭け、更にどちらかのペアーにも賭金を同額の１０ドル。この様な張り方は、本来は自殺行為だが、偶然だろう。運よく、そのゲームでパーフェクトペアーを獲ったことが一度だけある。あの時は、もう残金が殆ど無く、やけくそに成って、駄目でも仕方無いが、万が一当たれば高配当だから運を天に任せて張ってみたのだ。見事に当たってくれた、一気に３７０ドルの配当を受けた。起死回生だった。
勝負に戻ろう。１６点、此処でどうするかは親の手札次第なのだが、肝心のそれは、７点と裏に成ったカード これが絵札いわゆる１０カードかＡで即負け確定だ。少しでも勝てる可能性を高くする為に、引く選択をする事にした。出たカードは２合計で１８点。少しだけ勝てそうな気分になる。さて親のカードをめくる番が来た。カードは表にされ、確認すると３だった。もう一枚引く条件に。勝てる可能性が残った。合計１０だから、まだ親の勝利の確率が高い。絵札、Ａ、９、８とかなりの確率で私の負けが決まってしまうのだ。しかし賭け金が少ないからか、何故か気分的には楽である。
３枚目のカードは、７これで親は、合計１７点「ＢＪの決まりで、親は１７点以上の数字でスタンドする事に成る」俺の勝ち確定である。
２回の勝負で12.5ドルの勝利。勝っているので、もう一度７ドルにて勝負する。
俺のカード合計は、１９点親のそれは、１７点勝利。
合計19.5ドルの勝利だ。早いが食事も食べたし、タバコも頂いた全てを合わせれば、４０００円の価値はあるだろう、これで今日は終了する。セコイと言うなよ、勝っているのだから良いのだ。
サイドベットについて注意がある。
こちらに賭けるのは、基本お勧めしない。勝ちたいので有れば賭けない方が無難だ。取れる確率が低い。「カジノ側が勝つために作り上げた賭け方」と言っても良いだろう。俺はそれを理解していて、サイドベットに張る際は、ゲームを捨てる覚悟で賭けている。ちょっとした遊び心とでも言っておこうか。
この物語はフィクションです。あくまでも「読み物」としてお楽しみいただくためのものであり、インカジ（カジノカフェ）を奨励するものではありません。
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そこらへんに居る普通のオヤジです。若い頃は、結構女性にも男性にもモテました。 （ゲイビデオのスカウトもされましたが、喫茶店に連れていかれて、飲み食いタダでさせて貰い、逃げました。）今では見向きもされない存在に成り下がりました。